从越南战场归来日本的战地记者本堂大介(小林旭 饰)在飞机上遇见美丽的空中小姐泽之内由里子(松原智惠子 饰),本堂对其一见倾心,着陆后约她共进晚餐。在夜总会中,由里子发现被人跟踪,不久后跟踪者却被几个身着黑衣、惯使忍术的女子杀害。本堂打电话报警之际,几个不明身份的男人绑架了由里子。 本堂被警方当作杀人嫌疑犯带入警局,幸得外国同行比尔的帮助得以脱身。他根据忍术这条线索四处追查由里子的下落,这时,一个自称由里子叔父的男人(二本柳宽 饰)找到他们……
日本映画史を代表する大女優であり日本で二人目の女性映画監督である田中絹代の監督6作中の5作目に当たる。かつて溝口健二監督の『夜の女たち』(1948年)で街娼を演じた田中が、同じく街娼、コールガールといった売春婦たちの更生と社会的自立を演出した社会派ドラマである。梁雅子原作の『道あれど』をもとに田中澄江が脚色した。
名優・笠智衆が主演した成瀬巳喜男監督作品。正月興行らしい豪華キャストで、家族制度における妻の立場を問う。家庭の中で唯一の他人ともいうべき長男の未亡人が、義理の両親を理解するというラストに、小津の「東京物語」へのオマージュが感じられて微笑ましい。
原作は山口瞳の第48回直木賞受賞作。原作では主人公は電機メーカーに勤める宣伝部長だが、映画では洋酒メーカーの宣伝部員(山口瞳が当時サントリー宣伝部に勤めていた)に置き換え、主人公が直木賞を受賞するまでを描いている。それまで男性アクションで定評があった岡本喜八が、この1作で戦中派の屈折した心理を見事に捉え、本格的に評価された。ストーリーは、洋酒メーカーの宣伝部員というしがないサラリーマンの“才能のないだらしない奴が一生懸命生きること“の大変さを、自分史や戦後史と重ね合わせながら描く。岡本の演出は、主人公と妻